Theodoraに恋した年の瀬〜ザ・ホーンティングオブヒルハウス〜

Netflix ドラマ、
ザ・ホーンティングオブヒルハウスを昨夜見終わりました。
この記事、雑な感想なので
ネタバレはありません多分。

ホラー大好きだし、メインキャラが5人兄弟という設定が気に入って一気に見てしまった^^;

じぶんが兄弟多いので、兄弟愛とか、
シスターフッドとかそういうのに昔から弱い。(若草物語とか大好きだし)

【ざっくりあらすじ】
丘を背にして立つ屋敷、ヒルハウスが舞台。
この豪邸を購入し、リノベーションして売るため、夏の間だけヒルハウスで過ごす予定だったクレイン一家。
しかしその家は普通ではなく、幼い子どもたちや、その母親オリビアを怪現象が襲い始める。
そして”ある夜”、狼狽えた様子の父親と共に子どもたちは逃げるように車で屋敷を後にする。
翌日、母親オリビアは屋敷で自殺体で発見される。
唯一真実を知っている父親は、
「家に殺された」の一点張りで、次第に家族とも疎遠になる。


【雑感】
わたしがホラーを好きなのは、ホラーって
突き詰めるとヒューマンドラマになると思うんです。
なぜその人が死んだのか?なんでその人が化けて出るのか?
大体化けて出るのは良い人生送ってないからで、それがなぜ今生きている人間に影響してくるのか?

このドラマは時間軸がざっくり
①幼少期(ヒルハウスに住んでいた時。長男のスティーブンが12歳前後くらい)
②現在(大体20年後くらい)
が分かれていて、それも効いていた。

最近増えたきた気がする。「泣けるホラー」
このドラマのラストとかはまさにそうで、
「家族の再生」が描かれているところが
ものすごく良かった。

わたしのお気に入りのキャラは
5人兄妹の3番目、真ん中っ子の次女、
テオドラ(Theodora)。
日本語だとテオドラですが、英語だと発音が
スィオドラになるんですよ!名前がかっこいいよなまず!!
めちゃくちゃクールで人との交流・触れ合いを拒んできたタイプ。
幼少期をGiftedのグレイス・マッケンナちゃんがやってるのも胸熱。

わたしは長女なので、5人兄弟の長女役の
シャーリーの在り方に割と共感はしました。笑

彼女は終始、
「自分のできる精一杯で、物事の解決にあたる。みんなも各々のやるべきことをしっかりやり遂げて!」という姿勢を一貫しているんですよね。
だから捨てられた猫も助けるし、
大人になってからも弟の治療費も払ってあげる。
家族という箱がうまく回るようにしなきゃという使命感がある。
母親が亡くなって父親と疎遠になり
叔母さんの家に預けられてから大人になるまで、じぶんの家族を持ってからもそうだったんだろうな、と。

でもこの家族の場合、根底にあるのは
〝ヒルハウスの怪現象〟という理屈で説明できないようなことじゃないですか。
それでみんなだんだん精神的にまいってきて
お互いに喧嘩とか、本音とかをぶつけ合うシーンもあって。
時間軸が現在の、シャーリーとテオドラが
喧嘩するシーンで、
テオが「姉さんは仕切り屋だし人に冷たい。あたしが一緒に住んであげることで、姉さんに人間味を与えてあげてるのよ」みたいなことを言うんですけど、この発言めっっっちゃ真ん中っ子っぽいなーーーーーーと思ってしまった笑

テオはシャーリー一家の敷地内のゲストハウスに居候しているんですけど、
(多分金には困ってないのに)
自分の存在で誰かの為になるとか、
自分のしたことで誰かを良くするとか
1番上の子ってあんまり考えないよね!?
(偏見かな...)
長女的な意見だと、居候してるのはあんたの勝手だしこっちも別に迷惑かけられてないから別に良い。こっちはこっち、そっちはそっち。っていう考え方になる。

でも人は大きい機械の部品じゃないし、
間違うこともあるし、上手くいかないときもある。
それでも、互いにBe kind であれば
いつでもFixできるよ、という最後のお父さんの姿が泣けた泣けた。

ベストファーザーオブザイヤー
ドラマ部門受賞って感じでした。
Fixするためには問題に向き合わなきゃ
いけなくて辛いけども
そんな時にこそBe kind for each otherってね。

The Way To Be Honest

すなおがいちばん

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